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グアナバナ 概要・ハーブとしての特性・伝統的なハーブ薬草利用方法
/The Healing Power of Rainforest Herbs
データベースより



    概要    
科:バンレイシ科
属:バンレイシ属
種:サワーソップ
異名:Annona macrocarpa, bonplandiana, cearensis,
Guanabanus muricatus
一般名:Graviola, soursop, Brazilian paw paw, guanábana, guanábano, guanavana, guanaba,
corossol épineux, huanaba, toge-banreisi, durian benggala,
nangka blanda,
cachiman épineux
利用部位:葉、果実、種、樹皮、根


 ハーブとしての特性 
主な作用:がん細胞を死滅させる
腫瘍の成長を遅らせる
殺菌 寄生虫を死滅させる
血圧を下げる 心拍数を下げる
結核を拡張させる 鎮静させる
他の作用:うつ症状を和らげる
突発的衝動を軽減する
ウィルスを死滅させる
熱を下げる 虫下し消化を助ける
痙攣・ひきつけを止める


 標準的な1日の消費目安 
(葉の場合)煎じ出しは1カップを3回
チンキは2〜4mlを3回
カプセルなら2gを3回

グラビオラ(グアナバナ)は背の低い直立性の常緑樹で、高さは5〜6 m になり、光沢のある深緑の大きな葉をつける。直径15〜20 cm で黄緑色の大きなハート型の食べられる果実をつけ、その内部は白い果肉である。グラビオラはアマゾンを含む南アメリカと北アメリカにまたがる熱帯に最も多く分布している。果実は熱帯のローカルマーケットで販売され、スペイン語圏ではグアナバナ、ブラジルではグラビオラと呼ばれている。果肉はドリンクやシャーベットを作るのに最適で、かすかに酸味があり、そのまま食べられる。


 伝統的なハーブ薬草利用方法 
樹皮、葉、根、果実、種を含むグアナバナのすべての部分は自然薬として利用される。各部分はそれぞれ違った性質を持ち、その利用方法も変化する。一般的に、果実とその果汁は害虫や寄生虫の駆除、解熱、出産後の母乳増進、下痢・赤痢症状の緩和に利用される。砕いた種は内部・外部の寄生虫、アタマジラミ、害虫を防ぐのに利用される。樹皮、葉、根は鎮静、痙攣防止、血圧抑制、神経鎮静作用があるとされ、茶はこれらの症状に効果があるとされる。

グアナバナはその土着の伝統的な薬用利用において豊かな歴史を持つ。ペルーのアンデス地方ではその茶はカタル(粘膜の炎症)改善のために利用され、砕いた種は寄生虫駆除のために利用される。ペルーのアマゾンでは樹皮、根、葉を糖尿病、鎮静、痙攣防止のために利用される。ガイアナのある部族では葉や樹皮から作った茶を鎮静、心臓強壮剤として利用している。ブラジルのアマゾンでは葉から作った茶を肝臓障害のために使ったり、葉・熟す前の果実・オリーブオイルから作ったオイルを頭部・顔面の神経痛やリウマチ、関節炎の痛みに塗布する。ジャマイカ、ハイチ、西インド諸島では果実もしくはそのジュースを解熱、寄生虫、下痢症状緩和に利用し、樹皮・根を痙攣抑制、鎮静、心臓異常による神経鎮静、咳、流感、難産、ぜんそく、高血圧、虫下しのために利用する。

[ コピーライトとサードパーティ ]
<出典元 The Healing Power of Rainforest Herbs ・ データベースより
2017年2月28日 17:46 引用・翻訳>


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